こんにちは!
今回は飲み物とむし歯の関係についてお話していきます。
おやつが原因でむし歯になることがあると知っている方は多いと思いますが、
実は飲み物が原因でむし歯になっている方もたくさんいます。
飲み物が原因でむし歯になるってどういうこと??
飲み物が原因で歯が溶ける病気は、むし歯と酸蝕症(さんしょくしょう)に分けられます。
むし歯は以前もお話ししたように、むし歯菌が歯を溶かします。
しかし、酸蝕症は細菌が関係なく、酸で歯が溶けることから起こります。
むし歯はプラークが溜まりやすい部分に発生しますが、酸蝕症は複数の歯全体が溶けていきます。
初期の段階では酸蝕症と見極めることは難しいですが、
進行してくると歯が丸みを帯びてきたり、象牙質が露出してしみたりします。
いずれにしろ、決め手となるのは患者様の食生活です。
『酸っぱいものが好き』、『スポーツをする時にスポーツ飲料をよく飲む』
そのような方は、もしかすると歯が溶け出しているかもしれません。
むし歯になりやすい飲み物とは??
pHが3.9以下のものや、糖度の高い飲料はむし歯のリスクが高いと言われています。
飲み物にもおやつと同じように砂糖が入っていたり、酸性のものがあるため、
日常生活で飲んでいる物が意外とむし歯になりやすいかもしれません。
《pHが低い飲み物》
・スポーツ飲料
・酢ドリンク
・炭酸飲料
《糖度が高い飲み物》
・子ども飲料(お茶以外)
・野菜ジュース
・フルーツジュース
むし歯になりにくい飲み物とは??
お茶・水
非常にpH値が低く、むし歯になるリスクが低い飲み物です。
むし歯や酸蝕症を予防するためには
★酸性や糖度の高いものを飲む場合は時間を決める
★飲み物の種類を考える
これらのことが大切です。
また、夜寝ている間は唾液の量が少なくなるため、むし歯のリスクが高くなります。
夜寝る前にpHが低いものや糖度の高いものを飲むのは控えましょう(^o^)/
次回は当院での歯周病治療の流れについてお話していきます!
上用賀おおたデンタルクリニック