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2022.09.26

虫歯について

むし歯のイラスト

 

こんにちは!

今回は虫歯についてお話しします。

 

《虫歯の原因》

むし歯は、歯質細菌飲食物3つの要素に加えて、

時間が経過することで発生するといわれています。

むし歯を引き起こす細菌(ミュータンス菌)が含まれる歯垢が長時間歯に付着していると、

飲食物に含まれる糖質から酸を生み出し、歯を溶かします。

そのため、甘いものをよく食べる、すぐに歯を磨かないといった状況では、

口の中が酸性に傾いている時間が長くなり、結果的に歯が溶けてしまいます。

 

 

《虫歯の分類》

虫歯は進行状況によって、CO〜C4の5段階に分けられます。

CO

初期虫歯で、まだ歯に穴があいていない状態のことです。

唾液の作用やフッ素の利用により、歯が再石灰化されれば、

治療の必要はありません。

 

C1

歯の表面のエナメル質にだけ穴があいている状態です。

痛みがないため気付きにくいですが、虫歯のリスクによっては

削って詰める治療が必要です。

 

C2

エナメル質の下にある象牙質まで進行した虫歯です。

まだ神経に達していないので強い痛みはありませんが、

冷たいものや甘いものがしみ始めます。

麻酔をしてからの治療が必要です。

 

C3

虫歯が神経まで進行し、神経が炎症を起こしている状態です。

激痛を伴うことがあります。

麻酔をして神経を取り除く治療が必要です。

 

C4

神経が死んでしまい、歯の形が無くなっている状態です。

神経がないため痛みは軽減しますが、治療が難しいため、

多くの場合抜歯することになります。

 

 

《虫歯になりやすい場所とは??》

①歯と歯の間

歯ブラシだけでは汚れが取りきれず、汚れがたまりやすいため虫歯になりやすいです。

②歯の根の部分

加齢などで歯茎が下がることにより、歯の根の部分が露出します。

歯の根にはエナメル質と呼ばれる歯の表面の硬い部分がないため、虫歯になりやすいです。

③噛む面の溝

噛む面の溝が深い方は、汚れが取れにくいため虫歯になりやすいです。

 

 

《虫歯予防に効果的なアイテム》

①フッ素

フッ素入りの歯磨き粉を使用し、歯磨き後にはフッ素ジェルを塗布したり、

フッ素配合の洗口剤を使用することで、再石灰化を促します。

特に、永久歯が生えたてのお子様や、歯茎が下がって歯の根が露出している

高齢者の方におすすめです。

②デンタルフロス・歯間ブラシ

歯ブラシだけでは汚れは6割ほどしか取りきれないため、

デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを併用することをおすすめします。

 

 

虫歯は痛みがない間に進行することがあり、虫歯が進行するほど治療の回数や費用がかかります。

しかし、初期の虫歯であれば治療をしなくても改善することがあります。

早期発見・早期治療が大切なので、定期的に歯科医院で検診をしましょう^^

(PlanetDenalX より画像一部引用)

 

次回は、お子様の虫歯予防についてお話しします!

 

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