こんにちは!上用賀おおたデンタルクリニックです。
今回は歯磨き粉についてお話しします!
こちらが当院の歯磨き粉コーナーになります。
歯磨き粉は種類がたくさんあり、違いが分かりづらいと思うので、
選びやすいようフローチャートを作ってみました(^o^)/
YesとNoを選んでいただき、患者様に合ったおすすめの歯磨き粉が選べるようになっています。
それでは、今回は歯磨き粉の特徴について詳しくご説明していこうと思います!
★チェックアップ スタンダード★
虫歯のリスクが高い方や、虫歯予防をしたい方におすすめ★
この歯磨き粉はフッ素の濃度が1450ppmで、国内で販売されている歯磨き粉の中で最も濃度が高いものです。
フッ素とは、3つの働きでムシ歯の発生と進行を防ぎます。
- ①エナメル質の修復を促進
- 酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進
虫歯の予防としては、できるだけフッ素の濃度が高いものを、お口の中に長く残すことが大切です。
しかし、年齢によってフッ素の濃度や歯磨き粉の使用量は異なるため注意してくださいね!
★チェックアップ ルートケア★
歯茎が下がって根の部分が露出している方や、虫歯の予防をしたい方におすすめ★
この歯磨き粉はフッ素濃度が1450ppmのジェルタイプになります。
普通の歯磨き粉とジェルとの違いは、ジェルタイプの方が粘度が高いため歯の根の部分など虫歯のリスクが高い部位に長く留めることができます。
研磨剤を使用していないので、歯の根が露出している部分にも優しく使え、PCA(ピロリドンカルボン酸)が根の表面をコーティングします。
また、ジェルに色がついているため高齢者にも見えやすくなっています。
★システマ デンタルペーストα★
歯周病を予防したい方におすすめ★
この歯磨き粉は3つの薬用成分の働きによって、歯周病や口臭を予防します。
①薬用成分IPMP(イソプロピルメチルフェノール)がバイオフィルム(細菌の塊)に浸透し、高い殺菌効果を発揮します。
②トラネキサム酸が歯茎の炎症や出血を抑えます。
③ラウロイルサルコシンナトリウムの働きで口臭を予防します。
★システマ センシティブ★
知覚過敏が気になる方におすすめ★
この歯磨き粉は、知覚過敏の症状に効く成分が入っています。
●硝酸ナトリウム(即効性)が神経の興奮を鎮め、痛みの伝達を抑制します
●乳酸アルミニウム(持続性)が痛みの伝達経路を封鎖します
フッ素濃度も1450ppmなので、虫歯予防をしながら知覚過敏による痛みを抑制してくれます。
しかし、知覚過敏用の歯磨き粉の効果には個人差があるため、歯磨き粉を使っても症状が改善されない場合は、歯科医院でのコーティングやレジンでの填塞もできますのでご相談ください!
★ブリリアントモア★
着色が気になる方におすすめ★
この歯磨き粉は、ステインを浮き上がらせる成分(ピロリン酸ナトリウム)が配合されています。
歯自体が白くなるのは実感しづらいですが、着色によって歯が黄色く見えていることもありますので、着色予防をしたい方にはおすすめです。
★コンクール ジェルコートF★
歯周病や虫歯の予防をしたい方におすすめ★
この歯磨き粉はジェル状のものになります。
クロルヘキシジンの高い殺菌力が原因となる細菌を殺菌し、虫歯や歯周病のリスクを排除します。
発泡剤、研磨剤無配合なので歯や粘膜を傷付けず、電動歯ブラシとの併用も可能です。
また、ジェルは滞留性が高いためフッ素が歯面にコーティングされ、浸透しやすくなっています。
★コンクールF★
こちらは歯磨き粉ではなく薬用マウスウォッシュです。
コンクールFに含まれるグルコン酸クロルヘキシジン(殺菌剤)は、虫歯、歯周病、口臭の原因となる細菌の繁殖を最大12時間抑制します。
①殺菌作用
細菌の表面に殺菌成分が付着し、虫歯菌や歯周病菌を破壊
②最近の付着抑制
歯の表面・粘膜に殺菌成分が付着し、最近の付着を防止
コンクールFは水で薄めて使用する洗口液で、原液使用の洗口液と比べて1回あたりのコストが安く、長く使えます。
歯磨きの後や寝る前のうがいが効果的です。
以上が当院で取り扱っている歯磨き粉のお話でした。
歯科医院でしか取り扱っていないものもあり、ご興味があれば商品の購入だけでも可能なので一度足を運んでみてください♪
次回はお子様用の歯磨き粉についてお話しします!
上用賀おおたデンタルクリニック